日本イベント産業振興協会(JACE)は、2017年1月から12月までに国内で実施されたイベントの来場者による消費額に関する調査を行い、そこから国内イベントの消費規模を推計し発表した。
2017年は、16兆6490億円(前年比100・7%)で、6年連続の増加となった。この数値はイベントに関連する、イベント出発前の支出や交通費、宿泊費、イベント会場外での支出、イベント後の支出などを合せて推計したもの。
今回から消費規模の推計式に用いる「参加回数」と「参加率」を、より多くのサンプルから集計。さらに、データを聴取する設問の選択肢であるイベントカテゴリに「スポーツの競技会」「音楽フェス」など、代表的なイベント名を併記するよう調査票の改訂を行った。
特に、これらのカテゴリーのうち「興業イベント」は5兆6828億円(前年比134・9%)と高い伸びを示す。リアルなコミュニケーションの場でイベントを楽しもうとする層が増えていると同協会は推測している。
推計値の詳細を掲載している報告書は公式HP(http://www.jace.or.jp/)で購入することができる。
<過去の報告書>
・2016年(平成28年)版はこちら
・2015年(平成27年)版はこちら
・2014年(平成26年)版はこちら
・2013年(平成25年)版はこちら
「見本市展示会通信」781号より抜粋(2018年7月1日発行)