シンユニティグループ(タケナカ・シムディレクト・アークベンチャーズ・タスクサービス)は8月7日から9日までの3日間、大阪本社で内覧会「“SPARK” SYMUNITY GROUP PRIVATESHOW 2018 In OSAKA」を開催した。3年ぶりの開催となる今回、1,250人の来場者を集め(前回比20%増)、万博やIR(統合型リゾート)の誘致機運が高まる大阪で、存在感を大きくアピールした。
会場では、高輝度・高精細LEDディスプレイなど最新の映像機材や装置が数多く並んでいたが、中でも来場者の注目を集めていたのは、ハード面だけでなく映像コンテンツ制作や空間演出などのソフト面まで手がけるタケナカならではのプレゼンテーションステージだ。
◆進化するデジタル時代のプレゼンテーション
円形のステージでは中央のプレゼンターをはさむ形で、前方に透過性の高いスクリーン、後方に2.9mmピッチのカーブLEDディスプレイを設置していた。
前方スクリーンにプロジェクター映像を投影すると、映し出した映像が空中に浮き上がっているように見える。さらにステージパフォーマンスでは設置されたセンシングシステムとあわせ、プレゼンターの手の動きや身体の動きに合わせて映像を切り替えたり、ムービングライトをプレゼンターに追従させたりすることができる技術を活用。観客席側からは、3層(前方スクリーン・ステージ内部・後方ディスプレイ)で構成された奥行き感・立体感、そして未来感のある空間演出を見ることができた。
ステージパフォーマンスは“スティーブ・ジョブズのプレゼンとパフュームのライブを足して2で割ったようなイメージ”を狙ったというが、見事に表現されていた。機材と技術を駆使し、音楽ライブ演出や表彰式演出、学会・コンベンション演出、クリスマスイベント演出など具体的な演出例を披露することで、デジタル技術を用いた空間演出の応用性や革新性を感じさせる内容であった。
【動画】プレゼンテーションのようす(一部) ※音が出ます