パナソニック株式会社、ぴあ株式会社は、スポーツなどのチケッティングソリューション提供の発表を含む、スタジアムサービス共同開発への取り組みを開始した。
今回、新たにマルチデバイス対応のチケッティングソリューション「スタジアムサービスプラットフォーム」を発表。
全てのチケットをスマホQRコードやウェアラブルチケットなどへと電子化し、入退場時のゲート認証のほか、来場者のアクティビティ・購買情報など、スタジアム内のさまざまな端末機器の情報を連携させることで、来場者が施設を快適に利用できる環境を整える。運営面でも効率化・省人化を図りたいとしている。
パナソニックの井戸正弘氏は「今までは映像音響機器や照明などの物販型事業を主体にしてきたが、今後は競技場内の盛り上げなどサービス型事業、コンテンツ事業、運営事業も視野に入れ拡大を図る。スタジアムアリーナにおける来場者・運営者・総務の課題を解決し、スタジアムにおけるすべての来場者の体験価値向上の実現を目指すもの」と、今回の取り組みの趣旨について話した。
取組みの第一弾として、11月24日、パナソニックスタジアム吹田で行われるサッカー・明治安田生命J1リーグ、ガンバ大阪対V・ファーレン長崎戦で、新たなスタジアムサービスの実証実験を行う。大日本印刷、三井住友カードと共同で、3万人規模のホーム側全ての来場者が電子化されたチケットで入場することで実現できるスタジアムサービスプラットフォームの検証を実施する。