■随分と昔から、“SAMURAI”は、外国人に大人気のカルチャーであり、憧れの存在でもある。
「キリステゴメン!」などと遊んでいる彼らは本当に楽しそうで、おそらく日本人より侍をリスペクトし、愛している。そして今、侍の象徴でもある刀に触って振ることができ、憧れの侍になりきれる殺陣の体験プログラムが人気を博している。今回は殺陣教室やイベントなどを通して、世界中の人々にジャパニーズエンターテイメントを発信し続ける「日本殺陣道協会」の白木ナツコ氏に、その仕掛けを聞いた。
インバウンド・観光分野にサムライの時代がやってきた
日本殺陣道協会は2004年に大阪・梅田で一般の人に向けたチャンバラのカルチャースクールとして誕生した。これまでは日本人を対象に殺陣をレクチャーしてきたが、約8年前から続く海外を対象にしたマーケットの盛り上がりを見逃さなかった。
同協会会長の八木哲夫氏は殺陣教室の中から、技術を身につけた生徒やインストラクターを集め、パフォーマンス集団「Team 飛龍」を結成。引き合いがあれば必ず応えるという八木氏の信念の元、彼らは1000人規模のパーティ会場や豪華客船内でチャンバラショーを提供するなど、あっという間に話題となった。
さらに協会は、現在事業の柱となっている外国人観光客に向けた殺陣の体験プログラムをスタート。
体験では侍装束や着物などに着替え、本物そっくりの刀を腰に差し、実際に刀を触って振ることができる。講師が作法や刀の扱い、所作など、殺陣だけではなくそれに通じる侍の精神も併せて教えてくれる。
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