日本版NCAA「UNIVAS」19年春に立ち上げへ

スポーツ庁は10月22日、都内で「第2回日本版NCAA設立準備委員会」を開き、日本版NCAAの正式名称を「大学スポーツ協会(UNIVAS)」とすることを決めた。英語表記は「Japan Association for University Athletics and Sport」。19年春に立ち上げる。

スポーツ庁ではかねてより、大学スポーツにおける勉学との両立などの問題を解決するため、全米大学体育協会(NCAA)をモデルにした大学・競技横断的統括組織の設立に向けて準備を進めてきた。19年の立ち上げ時までに約200大学、20競技団体、学生アスリート10万人の参画、年間総収入20億円を目指す。

スポーツ庁の鈴木大地長官は「シンプルかつ業務を想像しやすい名前をつけた。大学スポーツは認識と位置づけを根本的に変えていく時期に差し掛かっており、UNIVASにより潜在力を有する大学スポーツの価値を高めていきたい」と話す。

会員は正会員、準会員、連携会員の3種を設ける方針で、正会員の入会金および年会費はともに10万円を見込む。パートナー・スポンサー制度も設け、11月7日には文部科学省で企業説明会を行う予定だ。