中東での初開催に向けドバイの魅力を伝えるプログラムを用意~International Congress and Convention Association総会

ドバイオペラ

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイは、11月11〜14日に開催する第57回International Congress and Convention Association (ICCA)の総会の会員代表者に向け、ドバイの文化やイノベーションを紹介する、豊富なツアーや視察のプログラムを用意していることを発表した。

期間中は文化や人材育成活動、イノベーションほか、2020年に開催するドバイ万博の開催地を訪れ、ドバイのさまざまな側面を紹介するほか、総会の中核プログラムが開催されるドバイワールドトレードセンター、ドバイオペラ、ドバイ・フューチャー財団、エミレーツ航空クルー・トレーニング・アカデミーなどの視察や市内のアクティビティなどを訪問する予定。

イサム・カジム氏

ドバイ商工会議所のCEOイサム・カジム氏は、「今年の ICCA総会は、グローバルなビジネスイベントコミュニティにとって重要なイベント。ステークホルダーやパートナー各社が参加する今回の開催を通じて参加者が触発され、今後ドバイがイベント開催地として候補にあがるようになることを期待する」と述べ、ICCAが参加者のために企画した中核教育プログラムやネットワーキングイベントなどについても、相互に補完し取り組む姿勢を見せた。

 

 

デニス・スピット氏

ICCAの暫定CEOであるデニス・スピット氏はICCA総会が55年以上の歴史の中で初の中東開催であることを受け「非常に楽しみにしている。既に75カ国960名以上の参加登録があり、ヨーロッパ以外では過去最大の総会になる可能性がある」と期待し、CSR(企業の社会的責任)などの側面も含まれている新たな教育プログラムの「Outside The Box Sessions」についても「ドバイの文化や画期的な革新、人材育成について参加者にユニークな展望をもたらす企画。企画ではドバイのローカルホスト委員会が大きな功績を挙げた」と評価し「今年のICCA総会はワールドクラスの教育プログラムのほか、世界各地からのシニアミーティング業界の専門家や幹部職員とのネットワーキング、ドバイの素晴らしいデスティネーションなど会議業界の専門家にとって欠かせないイベントのためのすべての要素が揃っている」とコメントを寄せている。

UAEは連邦結成100周年を迎える2071年までに、UAEを世界の主要国にすることを目指しており、「AREA 2071」と題した国と民間機関を強化するための国家戦略を含む包括的な政府計画ビジョンを掲げている。今回訪問する予定のドバイ・フューチャー財団は政府と協力して中長期的に戦略セクターを形成するための基金のロードマップとして創られた民間事業体で、視察では世界初の最先端3Dプリントオフィスツアーや、財団が取り組んでいるドバイ政府と国際企業や地元企業、新興企業を結びつけるプログラムのほか、AREA 2071について学ぶ機会を設けている。

3Dプリントオフィス

ほかにもツアーではエミレーツ航空クルー・トレーニング・アカデミーでは、エミレーツ航空の安全および緊急避難シミュレーター、サービストレーニングシミュレーター、A380キャビンサービスシミュレーターなどを体験プログラムが予定されている。