香港行政長官初来日 イベントで香港をPR 

香港貿易発展局(HKTDC)は11月1日、ホテルニューオータニ東京でシンポジウム、ビジネスマッチング、ネットワーキングから構成される大型プロモーションイベント「Think Global,Think Hong Kong」を開催し、両国から2900人以上が参加した。開会に先立ち、HKTDCの羅康瑞(ビンセント・HS・ロー)会長が挨拶。

6年ぶりとなる日本での開催について「昨今、世界で不確実性と保護主義が蔓延しており、今回のイベントはグローバルで開かれた経済を進めるうえで重要なものだ。経済大国である両国が手を組むことで、ノウハウやネットワークの基礎を作る場となるだろう」として、参加者に良きパートナーを得て欲しいと呼び掛けた。

同イベントは香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が初めて公式で日本来訪を果たしたことからも注目を集めた。中国の習近平(シーチンピン)国家主席が提唱した「一帯一路構想」が実現することで香港は世界に対してさらなる影響力を持つとアピール。また最近発表された広東・香港・マカオ間を結ぶ大湾区(グレーターベイエリア)構想についても触れ、これにより日本企業が中国本土へ進出する際のより強力な足掛かりとなることを主張した。

 

見本市展示会通信」790号より抜粋(2018年11月15日発行)

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