八王子観光コンベンション協会は「MICE事業者ネットワーク」の構築に向け、イベントを開催。2022年の産業交流拠点の建設計画が進む中、さまざまな視点からアプローチし、地域の理解を深めていく構えだ。同協会が12月に行った2つの取り組みを紹介する。
▼エクスカーション試行ツアー
2018年12月15日、「午前中に学会を行い、午後からエクスカーションを体験する」という想定のもと、エクスカーション試行ツアーを実施した。参加者は京王高尾線高尾山口からケーブルカーで移動し、地元のガイドの案内を受けながら高尾山薬王院へ。薬王院では僧侶から、歴史や由来、祀られている本尊などについてレクチャーを受けた。
その後、参加者は「高尾山トリックアート美術館」を見学。通常の美術館では禁止されている写真撮影ができるため、SNSとの相性も良い。館内はユニークベニューとして利用できるため、パーティも可能。
▼第3回MICEセミナー
12月17日、3回目となる「MICEセミナー」をマロウドイン八王子で開催した。
「MICEの裏方、PCOが地域を盛り上げる」をテーマに、日本コンベンションサービス(JCS)の大和田雅人氏が登壇。「MICEは本当に儲かるのか?」をキーワードに、PCOの仕事の実態や、伊勢志摩サミットを例に挙げ、MICE開催地域がどのような取り組みをしているのかを紹介し、MICEビジネスのヒントを提供した。
「見本市展示会通信」794号より抜粋(2019年1月15日発行)