ケルンメッセはフォトイメージングの専門展示会「フォトキナ」の次回開催を2019年5月から2020年5月に延期したことを発表した。
ドイツ写真工業会(PIV)のライナー・フューレス会長は今回の件について「2018年の開催では画期的な技術革新と127カ国から18万人ものがあり、われわれの予想を大いに上回った。その結果、次の開催に向けての目標値を非常に高く設定したため、7カ月後の開催は困難となった」とコメント。
ケルンメッセのゲラルド・ベーゼCEOも「最も有力なテクノロジー企業においても、18年の開催で経験したような革新的な強みを7カ月で再びもたらすことは難しいと理解している」と補足。また「これらの改革が世界の主要見本市としての特色を形作る。業界の主要サプライヤー、世界中のユーザー、小売業者、サービスプロバイダーの存在も同様だ。今後も出展者や来場者の期待に応え続けることが可能であると確証するためにも、PIVの要望に柔軟に応えていく」として、唯一無二のインパクトで今後も世間の注目を集めたいと語った。
2018年のフォトキナではモバイル、画像分析、デジタルワークフロー、動画などの革新的分野から新規出展者が増加。来場者への体験提案に対する重点的な取り組みなどを新コンセプトを打ち立て、会期は従来より2日間短縮したものの、若年層へのアプローチを強化した。