メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンは10月16日から23日まで、デュッセルドルフ見本市会場で国際プラスチック・ゴム産業展「K」を開催する。
メッセ・デュッセルドルフのW・M・ドーンシャイト社長は気候変動によるプラ・ゴム産業の変化に触れ、「循環素材が求められており、長いこと使い続けることで最大限の価値を引き出し、使用後は再利用すべきだ」と発言。プラスチックごみが世界的な問題となる一方で、医療分野における重要性や、課題解決に向けたアイデアを一丸となって打ち出す重要性を訴えた。
U・ライフェンホイザー実行委員長も「メディアはプラスチックを批判するが、不用意に捨てられている現状がいけない。しっかりとした回収システム、分別機械が必要であり、法律や消費者への啓もうが重要だ」と力説。解決策の一案として、プラスチックごみを燃焼させることでエネルギーとして再利用する術を示唆した。
「K」2019ではテーマとして、〝持続可能な発展とプラスチック〞、〝デジタル化、インダストリー4.0〞、〝システムインテグレーション〞の3つが取り扱われる。特別展で未来のプラスチックの在り方を議論するほか、サイエンスキャンパスでは大学・学術機関による最新の成果を紹介。ドイツ機械工業連盟(VDMA)でも関連データを提示する。
会場は全17ホールを使用し、世界60カ国以上から3000社以上が出展。近年アジア企業の数が増えており、日本からは63社の出展が決まっている。
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