東京都立産業貿易センター浜松町館の整備について (公財)東京都中小企業振興公社 産業貿易センター浜松町館開設準備室 

■事業計画とその全体像
東京都立産業貿易センター浜松町館(以下当センター)は、東京の産業を支える中小企業の販路拡大を支援するための施設で、展示室、会議室の貸出や出展サポートを行います。建替え事業を行うために2015年10月1日から休館していましたが、「都市再生プロジェクト」により国際ビジネス拠点として整備が進む浜松町・竹芝エリアにおいて、先進的な設備を備えた展示場・コンベンション施設として2020年9月14日に新しく生まれ変わります。

東京都は、都有地の有効活用を地域経済の活性化や質の高い都市環境・生活環境の形成、国際競争力の強化といった地域全体の都市再生へと効果的につなげていくことを目的として「都市再生プロジェクト」を展開しています。

建物外観 ※画像はイメージです

本プロジェクトは、「豊かな緑、海、文化を実感できる、活気ある業務・商業等の拠点を形成」をコンセプトに、様々な主体と連携した官民のパートナーシップによるエリアマネジメントを推進し、文化財庭園やふ頭、劇場等を始めとする地域資源を生かしつつ、にぎわいの創出や回遊性の向上を図ることにより、地域の魅力を向上させ、東京の魅力を享受できるまちづくりを進めることを目的としています。

その一環として、バリアフリーの歩行者デッキを整備し、浜松町駅から首都高を跨いで、竹芝駅・竹芝ふ頭に至るまでの道をつなぎます。これにより、当センターまでは浜松町駅から徒歩5分、竹芝駅から徒歩2分というアクセス抜群で快適なアプローチが可能になります。

 

■施設概要
当センターは地上40階建ての複合ビルの1階〜5階部分に、その主要な施設としてオープンする“ほどよい広さの展示場”です。
2階〜5階の各フロアには約1530㎡の展示室が1室ずつ合計4室、4階には大・中・小3つの規模の会議室を設置します。展示室はすべて天井高が5m、内部には柱が無く広々とした空間で自由なレイアウトが可能です。また遮音性能の高いスライディングウォール(移動式間仕切り)により、小規模イベントでの半室使用時も快適な利用環境です。さらに各展示室には半室ごとに控室と給湯室を併設、フレキシブルに利用できます。
会議室も展示室同様遮音性スライディングウォールによって半室利用も可能です。映写設備や放送設備など支援設備も充実しており、諸会議、研修会、会社説明会、セミナーや講習会など幅広い用途でご利用いただけます。

展示室(全室)
展示室(全室) ※画像はイメージです