びわ湖環境ビジネスメッセ実行委員会は10月16日から18日までの3日間、「びわ湖環境ビジネスメッセ2019」を長浜バイオ大学ドームで開催する。G20でも環境問題が大きな議題となったことは記憶に新しい。世界各国から注目されている環境ビジネスの現在や同展の見どころについて、実行委員会事務局に聞いた。
22回目となる今回は環境と経済の両立を基本理念に、持続可能な経済社会の実現を目指し、環境産業の振興を目的に展開する。
会場内は水環境ビジネス、エコプロダクツ、環境土木・環境建築、農業・食と環境ビジネス、3R・浄化、新エネ・省エネ、グリーン物流、環境ソリューション・環境IT、スマート社会・IoT、GtoB、産学官連携、環境啓発、ベンチャーの13分野のゾーンと特設ゾーンで構成。
特設ゾーンでは、第4次産業革命の時代となっている現在、環境・省エネルギー社会を新たなアプローチで推進する原動力として期待される電子デバイス関連技術・製品分野を取り上げて展示を行う。
また昨今、気候変動の影響への適応や循環型社会への取り組みが浸透しつつあるが、世界的にプラスチックごみによる海洋汚染が問題となっている。こうした社会の進展と環境問題の変遷にも注目し、地球温暖化対策の推進や、枯渇性資源に代わる再生可能資源の開発・普及などの課題に対する新たなソリューションとして期待を集めるバイオプラスチックやセルロースナノファイバーなどのバイオ素材関連分野のテーマゾーン「次世代環境ビジネスゾーン〜バイオ素材〜」を主催者企画として設置。
「次世代の環境ビジネスの可能性を秘めた新技術に焦点を当てることで、新しい時代に対応した魅力ある展示会を目指す」。(実行委員会事務局)
公式HP:「びわ湖環境ビジネスメッセ2019」
「見本市展示会通信」807号より(2019年8月1日発行)