屋外企画OPEN ROADで最新モビリティに乗ってみた 東京モーターショーレポート

OPEN FUTUREをコンセプトに未来の生活を感じるコンテンツで来場者100万人を目指す第46回東京モーターショー2019。その模様をレポートする。

今回注目したのは小型モビリティの試乗体験を実施するOPEN ROAD(オープンロード)。場所は有明エリアと青海エリアを結ぶエリアで、仮設施設の東京ビッグサイト青海展示棟が次回に開催時には無くなるであろうことから、2019年ならではの企画といえる。

試乗体験は、エリアにあるすべてのモビリティで試乗しながら西・南展示棟のある有明エリアから青海展示棟まで移動できるわけではない。モビリティによって試乗エリアは分かれており、貸出場所から約100メートルほどを回るものがある。取材ではトヨタのパーソナルモビリティ歩行領域EV(立乗りタイプ)と超小型持モビリティi-Roadを体験した。

パーソナルモビリティ歩行領域EV(立乗りタイプ)

 パーソナルモビリティ歩行領域EVは直立したまま移動可能なモビリティ。電源ボタンを押し、タッチ式のキーをかざすとパネルに設定した速度が表示される。右手ハンドル後ろ側に親指で押せるアクセルがあり、自転車のようにハンドルをにぎることでブレーキがかかる仕様だ。係り員の説明後は一人でコースを進み、自動車が通る交差点付近では手押しで進む。Uターンは少しコツが必要だが、操作性は簡単で安定した乗り心地だった。

 
 

「23日のプレス公開日も合わせ、すでに130人ほどが体験した」というi-Road。前輪2つ、後輪が1つのミニカーに区分されるため、普通自動車免許が必要だ。受付で免許を提示した後、アルコールチェックを受ける。操作方法などは普通自動車と変わらず、係り員が乗車した先頭車両に続き発車。Uターンだけでなく、先頭車両はぐねぐねと走行するなど、傾いても倒れないことを後続の参加者に体感させる。

 

試乗は上記以外にも電動キックボードや2人用モビリティ※などさまざまなものが用意されている。※後部座席のみへの試乗で、運転できないタイプあり

 オープンロードでは試乗だけでなくスーパーカーや東京オートサロンの展示車なども配置されているため、試乗できない人も移動しながら楽しむことができる。