日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会の3者は3月4日、新型コロナウイルスの影響によるコンサートなどの中止が相次ぐ中「エンターテインメントを愛する皆さんへ」と題した声明を出した。
声明文では公演中止によりファンとの触れ合い機会を失うことへの苦渋の思いがあるとした上で、「だからこそ正しい知識と関心を持ち、さらなる感染拡大防止につとめてほしい」と訴えた。
同時に、「#春は必ず来る」というハッシュタグを掲載することで、SNSによる思いの拡散を図った。
以下は声明の全文。
エンターテインメントを愛する皆さんへ
先般のイベント中止、もしくは延期の要請を受け、コンサート等のエンターテインメントを中断する判断や、敢行する判断に対する様々な批判や賛同がある中で、我々は大多数の公演を中止、もしくは延期することに致しました。
何よりも皆さんの健康が優先されることが大事という、強い気持ちを持って判断した次第です。
一方で、開催に向けて準備してきた苦労や、開催することで得られる充実感や達成感、そして何よりもオーディエンスの皆さんと分かち合えるかけがえのない喜びなど、経済的な損失以上に、その代償は大きなものがあります。
だからこそ、今回の新型コロナウイルスに対して今一度正しい知識と関心を持っていただき、これ以上の感染が広がらないようにつとめる事を、率先して訴えかけます。
エンターテインメントが再び多くの皆さんに大きな力を与えることができるよう、細やかな知識や情報を、率先して広げていきたいと思います。
我々も、開催に向け実施可能な感染防止対策を行いますので、少しでも沢山の皆さんが感染拡大防止の知識を増やし、事態の収束への意識を強く持ち、新型コロナウイルスに1日も早く打ち克ち、その結果、共に楽しいエンターテインメント空間を描けることを心より願っています。
エンターテインメントを愛する皆さんと共に。
#春は必ず来る