沖縄県主催のイベントが16日以降一部開催へ 県内で23日間新型コロナの患者確認されず

沖縄県は3月13日、先月27日に開催した「沖縄県危機管理対策本部会議」で決定した″新型コロナウイルス感染症対策のための沖縄県主催イベント等の開催への対応″について、方針を一部見直しすることを発表した。3月16日以降に開催予定だった県主催イベントを一部開催する。

発表では春休みによって県外を中心に交流人口が少しずつ増えることから感染が流入するリスクに考慮しながらも、現時点で2月20日以降23日間、新たな患者は確認されていないことを説明。

「新型コロナウイルス感染症の影響が足もとの経済活動を急激に低下させている状況に鑑み、開催場所や期間など、留意事項を踏まえたうえで、イベントや会議等を実施する場合は、必要な対策を十分に講じることを条件に開催の判断をする」として、以下を留意事項として挙げた。

・沖縄県主催のイベントや集会等については、「密閉空間であり換気が悪い」かつ「近距離での会話や発声がある」かつ「手の届く距離に多くの人がいる」という状況にならないよう留意することに加え、同一空間での滞在時間を可能な限り短くする。
・参加者への手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置、換気への配慮、風邪のような症状のある方には参加しないよう依頼をするなど、感染拡大の防止に向けた防疫対策を徹底したうえで開催する。
・ただし、高齢者や基礎疾患を有するなど、感染すると重症化するリスクが高いとされる方が参加するイベント等は、引き続き開催を中止又は延期する。
・内外の状況等も鑑みつつ、県内において、新たな感染者が確認された場合には、再度、イベント等の開催を中止又は延期する措置を講じる。