宮城県は5月5日、政府が4日に発表した新型コロナウイルスに対する基本的対処方針の改定を受け、県が主催するイベントや会議を条件付きで再開する方針を明らかにした。
イベント再開の条件は3つ。①概ね50人以上を目安とする屋内大規模イベントは日程変更を検討し、変更が困難な場合は感染予防策を徹底した上で実施する②食事提供するイベントは原則延期・中止とする③その他のイベントは感染リスクを考慮し、地域の流行状況等も踏まえて必要性を再検討すること。感染リスク低減のため「3密(密閉・密集・密接)」や「大声での発声や歌唱、声援、近距離での会話」を避けることも徹底する。
県主催の会議については規模縮小や感染予防策を徹底した上で、ウェブ会議を積極的に活用する。
宮城県は政府が定める重点的対策を要する13の「特定警戒都道府県」に含まれておらず、4月29日以降の新規発生は確認されていない。村井嘉浩県知事は「国の専門家会議では、対策が長期化する中で感染拡大防止を第一としつつも、社会経済活動の維持との両立を図る必要があることや、並行して対応しなければならないさまざまな社会的課題にも目を配っていく必要があることが指摘されている」と話す。