大阪市、インテックス大阪の年度内利用料を半額に

松井一郎市長(大阪市ホームページより)

大阪市は6月18日、大規模展示会場であるインテックス大阪の利用料を半額にすると発表した。期間は7月から今年度末まで。

この日行われた記者会見で松井一郎市長は、新型コロナウイルスによる自粛要請の解除および府県をまたぐ人の移動の緩和に触れ、「今後は感染症を抑えながら社会経済活動を再開させていく必要がある」との考えを示した。

「G20大阪サミットが開催されたインテックス大阪は、日本最大級の国際展示場。見本市・展示会やイベントなどさまざまなMICEを開催してきた」として、全国のMICEが停滞している状況において、インテックス大阪の施設使用料を原則半額にし、地域経済活性化への貢献が期待できるMICEを大阪に呼び込み、大阪からMICEを再起動させる方針を打ち出した。主催者や出展者に対しては、軽減した使用料を感染症予防対策にあててほしいと呼びかけた。

また、大阪城ホールも当面の間、利用料を原則半額にする。松井市長は「コロナ禍においても対策をしっかりと行いながら魅力的なエンターテイメントを提供していただき、大阪で安心して楽しんでもらいたい」と語った。