九州ではコロナ後初となる大型イベント開催へ

北九州観光コンベンション協会は9月18日から22日までの5日間、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で「第42回西日本陶磁器フェスタ」を開催する。今回は日本展示会協会が定めた感染拡大予防ガイドラインに準拠した感染症対策を実施する。入場料は当日券で500円(前売券は300円)。

 

例年、約6万人が来場する大規模イベントであるため、今回は開催規模の縮小を余儀なくされた。目標来場者数は前回の50%である3万人とし、密接・密集リスクの高い開会式や飲食関連イベント、体験型イベントの実施を見送った。

さらに3密回避や感染症対策を徹底し、安全を最重要視した展示会を目指す。

北九州観光コンベンション協会・古賀敦之氏

事業部長代理の古賀敦之氏は「伝統産業の担い手たちは新型コロナの影響で半年間売り場をなくし、仕事をなくしている現状がある。窯元の疲弊がリアルに伝わってきて、われわれが何とかしなければならないという思いが強かった。当日はガイドラインを完璧に読み込み、それに従って展示会に臨むつもりだ」と意気込みを語った。

今回の具体的な新型コロナウイルス感染対策は、①来場者目標を3万人に設定(例年の入場者数の50%)、②密接・密集リスクの高いイベント(開会式や飲食、体験など)の見送り、③入場制限および分散入場、④サーマルカメラによる検温、⑤キャッシュレス決済の導入、⑥通路幅の拡張、⑦フェイスシールドの着用(主催者・出展者)、⑧搬出入扉の開放・送風機の導入、⑨簡易手袋の配布など。

公式HP:第42回西日本陶磁器フェスタ