日経新聞がオンライン展示会システムをリリース

日本経済新聞社は今年10月、オンライン展示会システム「日経オンライン展示場」をリリースする。新型コロナウイルスの影響でB to B展示会が相次いで中止となったことを受け、ビジネス情報の交換や商談機会を設けるべく、日本経済新聞社が独自に開発した。

11月25日から開催の「SDGs Week(エコプロ、社会インフラテック、気候変動・災害対策Bizなどの展示会で構成)」を皮切りに主催イベントで導入を開始する。主催イベント以外に外部へのサービス提供も進め、すでに11月中旬に開催予定の工作機械見本市「JIMTOF2020 Online」(主催:日本工作機械工業会、東京ビッグサイト)への採用も決定している。

システム運用は日経グループのイベント会社である日経イベント・プロが行う。特徴として、リアルに近い感覚の名刺交換機能がある。出展者は自社ブース(出展ページ)に製品情報やプレゼンテーション動画などのコンテンツを掲載可能で、名刺交換を閲覧の条件に設定することもできる。

そのほかセミナー配信や出展者と来場者の双方向チャット機能なども搭載している。日経グループはこれまで大型ビジネスイベントの開催で培ったノウハウを活かし、運営から事務局業務までを一括して提供するほか、紙面による開催告知も行う。