日本政府観光局(JNTO)は2019年度に実施された訪日インセンティブ旅行のベストプラクティス事例を表彰する「JAPAN Best Incentive Travel Awards 2020」の受章者を発表した。
大賞に輝いたのはドイツのチームトラベルインターナショナル社による、家具の販売成績優秀者を対象にしたツアー「VME Retail Safari and the Beauty of Japan」。東京、神奈川、京都、沖縄を訪問するツアーで、有名ブランドの小売店舗視察や、日本のホスピタリティを学ぶ研修のほか、東京と沖縄では横丁での立ち飲みやウィスキーバー巡りにより日本のナイトライフ体験を参加者に提供するなど、経済効果も高いツアーでありながら研修企画や特別感のあるプログラムであることが評価された。
特別賞はニュージーランドのフォルティスイベンツ社が2019年のラグビーワールドカップ日本大会に合わせ企画した「Hynds VIP Rugby World Cup 2019 Tour」。大型スポーツイベントを契機に国内のさまざまな地域を訪問した好事例として評価された。