展示構成(東京都足立区、代表取締役:吉村勝博)は、従来の光触媒による抗菌に加え、リディアワークスが独自に開発した抗ウイルス・抗菌フィルム「KILVIRUS(キルウイルス)」に関して業務提携を行い、グループ会社としての販売・施工を開始した。
すでに、オフィスや店舗、放送局のスタジオや記帳台、受付カウンター、エレベーターのボタンやドアの取っ手、手すりなどでの導入実績を有し、今後は不特定多数の人が集まるイベント会場や、飛沫防止パーテーションに応用した使用も想定されている。
グループ会社として製造を手掛けるリディアワークス(東京都墨田区)は広告サイン、ディスプレイ印刷・製造会社。機能性印刷フィルムを開発してきた強みを生かし、当製品を開発した。
抗菌・抗ウイルスのメカニズムとしては、フィルムに配合された一価銅ナノ化合物がウイルスや菌に反応して銅イオンを溶出、その銅イオンが酸素と反応して活性酸素(ヒドロキシルラジカル)が発生し、銅イオンと活性酸素がウイルスや細菌を減少させる。
国立宮崎大学の抗ウイルス性能評価試験(ISO21702に準ずる)で、付着した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を60分で83.8%低減することが実証されており、SIAA抗ウイルス認証マークの基準を大幅に上回る短時間でウイルスや細菌を低減できることが特徴。
また、表面に層を張るタイプのフィルムと違い、フィルム自体に銅の粒子を練り込んであるため耐久性が高く、長期間効果を維持できる。
現場での施工を前提にして開発されているため、加工のしやすさも強みの一つ。
施工を手掛ける展示構成は、展示会施工や店舗・商業施設の新装・改修施工で、50年を超える実績を持つ。
気泡を入れずきれいに貼り付ける糊加工技術や、埃の入りにくい接続技術などで、広い面積や変わった形状など、様々なカスタマイズ・施工に対応する。
問い合わせは展示構成のホームページから。