北欧象徴主義美術画家の

東京・上野公園の国立西洋美術館で9月30日から12月7日まで、「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展が開催される。主催は国立西洋美術館、日本経済新聞社、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ。
19世紀末デンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864~1916)は、日本ではその名がほとんど知られていないが、北欧の象徴主義美術を代表するもっとも重要な作家の一人。1997年から98年に開催されたパリのオルセー美術館とニューヨークのグッゲンハイム美術館での回顧展によってふたたび脚光を浴び、近年、国際的な再評価の気運が高まっている。
日本初の回顧展となる同展では、センセーショナルな話題となったデビュー作から、謎めいた室内画や女性の肖像など、日本初公開作品を中心にしたハンマースホイ作品約90点に、同時代に活躍したデンマークの画家ピーダ・イルステズとカール・ホルスーウの作品約10点を加えた総点数約100点を通して、これまで見過ごされてきた画家とその作品の魅力に迫る。
開館時間は午前9時30分から午後5時30分(金曜日は午後8時)まで。休館日は月曜日(ただし、10月13日・11月3日・11月24日は開館。10月14日・11月4日・11月25日は休館)。
観覧料は一般1500円(前売り1200円)、大学生1100円(同900円)、高校生700円(同500円)となっている。
問合せはハローダイヤル(Te:03-5777-8600)まで。

(08/08/09)