「新イベント業務管理者資格制度」構築

(社)日本イベント産業振興協会(中村雅哉会長)はこのほど、「イベント業務者能力評価システム高度化事業」の実施計画書の概要を発表した。これは、経済産業省の実施する平成20年度「サービスイノベーション創出支援事業(サービス産業能力評価システム構築支援事業)」の一環で、(社)日本イベント産業振興協会がJACEイベント人材育成制度高度化共同体のコンソーシアム名で同事業を受託したもの。 この事業は、既存能力評価制度である「イベント業務管理者資格制度」の再構築・高度化による、イベント産業人材育成プラットフォーム(1/スキル標準の整備・普及 2/能力評価制度の整備・運用 3/共通教育プログラムの整備)の構築を目的としている。 具体的な活動内容としては、現行の「イベント業務管理者資格制度」の多角的な調査・研究を実施し、最終的には「新イベント業務管理者資格制度」の整備・確立を目指している。 今後は、ユーザーのイベント業務者能力に関する認識調査するほか、イベント関連業界の資格ニーズと共通教育プログラムニーズの調査・分析、現行の「イベント業務管理者資格」に対する調査・分析(保有者・雇用主・ユーザー対象)、「調査・研究委員会」による研究・取りまとめと整備案作成をし、整備を進めていく。 取得メリットのある、魅力ある資格の実現に向けて、スキル標準の明確化、評価システムの再構築をし「新イベント業務管理者資格制度」構築に向けて、さまざまな視点から改善を図る方針だ。   (0825)