50周年を迎えた日本ディスプレイデザイン協会(DDA)

 ディスプレイ産業は集客ビジネスと深く関わり合い、「人が集まる空間づくり」や「人と人とが出会うコミュニケーションの場」を生み出す産業である。そして今年、50周年を迎えた(社)日本ディスプレイデザイン協会(DDA)は、ディスプレイデザインに関する調査・研究、情報提供、研究会・セミナー等の開催、内外関係機関との交流、さらには「デザイン作品賞」の審査・選定など、専門的で幅広い活動によって、ディスプレイ産業界の発展に力を注いできた。
時代の変遷とともに方法論は変わっても、ディスプレイデザインの役割は50年前と変わらず、モノや情報を魅力的に飾りながら空間を創造し、人と人をつなぐ、あるいは結ぶことであり続けている。これこそがディスプレイ業界に与えられた使命であり、また、他の産業界が決して真似のできない魅力的な仕事と言えるのではなかろうか。
そこで、見本市展示会通信(3月15日号)の特集では、「空間デザインの魅力と可能性を伝えるプロ集団の軌跡」をテーマに、DDAの活動を紹介するとともに、ディスプレイ業界の課題やその解決策を探り、ディスプレイデザインの世界を紹介した。

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