ディスプレイデザイン賞2009、「絆」が大賞に(7/2)

 (社)日本ディスプレイデザイン協会・デザイン賞委員会は、6月に審査会を行ない、「ディスプレイデザイン賞2009」受賞作品を決定した。
今回「ディスプレイデザイン大賞2009」および「朝日新聞社賞」に選ばれたのはウインドウ作品・資生堂の「絆」(応募者:資生堂)。この作品は2008年10月から2009年4月に資生堂の研修施設エコールドハヤマのウインドウディスプレイとして飾られたもの。人とモノ、人とコトなど、すべてを「つなぐ」人材教育という施設の目的を、清めたものに心をのせて、縁をつなぐ、という意味をもつ水引を使用して表現。背筋を伸ばして、気持ちを引き締め「つなぐ、結ぶ」姿に、緊張感を表現した金属を加えている。
この大賞のほか、優秀賞(9作品)、奨励賞(10作品)、企画・研究特別賞(1作品、学生・2作品)、協会特別賞 地域賞(3作品、学生・3作品)も発表された。
エキシビション作品では、優秀賞にシチズン「バーゼル・ワールド2009」(応募者:ナル・コーポレーション)、パナソニック電工「SmartArchi Exhibition 2008」(応募者:丹青社)が選ばれている。
ディスプレイデザイン賞は、(社)日本ディスプレイデザイン協会主催、朝日新聞社後援で、空間環境系(エキシビション、コミュニケーションスペース、ミュージアム、ショーウインドウ、商業施設、複合施設など)の優秀な作品を評価、公表し、表彰を行なう総合コンテストとして30年以上にわたり開催。毎年6月に審査が行なわれ、12月に入賞・入選作品が収録された年鑑の刊行と贈賞を行なっている。
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