展示会の出展経費、中小企業対象に最大150万円助成(7/8)

 東京都はこのほど、中小企業の新たな受注・販路開拓のため、国内外の見本市・展示会の出展経費を助成する制度をはじめた。
最大150万円の助成は、出展費のみならずパンフレットの印刷なども対象になる。今回の助成制度は、これまで東京都がベンチャー技術大賞の受賞企業などを対象としていた「市場開拓助成事業」とは別のもの。東京都は支援の対象を拡大することで、厳しい経営環境におかれている中小企業の販路開拓の機会を広く創出することを目指す。特に専門バイヤーが一堂に集まる展示会は、新しい販路を拡大するための重要なツールであることから、都は緊急支援事業として総額3億円を予算化した。
出展小間料のほか、資材費、輸送量、広告費も含まれることから、出展費全額を受け取ることもできる。パンフレット作成などPRのみの場合は上限30万円。
助成対象は、(1)企業からの受注が売上全体の50%以上の都内中小企業、(2)売上が前年比減少している企業、(3)中小企業経営力向上TOKYOプロジェクトまたはグループ戦略策定支援特別対策事業などで経営改善のために新規受注先の開拓が必要とされた企業、以上の3つの条件を満たす必要がある。
その他、詳細は東京都産業労働局商工部(TEL:03-5220-4798)まで。