MICE人材育成講座、誘致に携わる実務者集め開催(9/7)

 東京都は8月24日から26日の3日間、東京国際フォーラムで「MICE人材育成講座」を開催した。
同講座は、アジア諸都市との国際コンベンション誘致競争が激化しているなか、東京へのインバウンドMICE誘致を目的に昨年度より開催。MICEの誘致実務に携わる実務者を対象にしており、基礎知識から具体事例や演習など実践的なプログラムを組んでいる。
今回は初日にMICEについての講義、2日目は誘致に関する実践的なノウハウ、最終日にはグループワーキングとプレゼンテーションなどの演習を行ない、ホテルや旅行会社、会議運営会社らの若手実務者を中心に22名の受講者が参加した。
冒頭、東京都産業労働局観光部長の小島昭氏は「国際会議を含むMICEという産業分野は、世界のグローバル化の進展にともない発展が期待されている。関連産業の裾野が非常に広いため、大きな経済効果があり、東京経済の活性化にも大きく貢献している」とMICEの意義を説明。続いて(財)東京観光財団コンベンション事業部誘致事業課マネージャーの田所明人氏が、“MICEとはなにか―マーケット環境と必要な誘致スキル”をテーマに講義を行なった。
展示会業界からはUBMジャパン?椛纒取締役のクリストファー・イブ氏が代表として登壇。「MICEとはなにか―Exhibition」と題して講義し、展示会の現状や収益構造、展示会を発展させるための戦略を経験談を通じて解説した。また、聴講者が属するホテル産業や旅行業、会議運営者とのコラボレーションの提案を行なった。