来場者動線の分析サービス、NTTコムウェアが開始(11/12)

   NTTコムウェア(株)は10月15日、展示会やイベント会場などで来場者動線・滞留時間などの情報を自動収集する「RFID来場者動線分析サービス」の提供を開始し、10月15日・16日に東京国際フォーラムで開催された「金融国際情報技術展」にて、デモ展示を実施した。
RFID(Radio Frequency ID)とは、情報を記録する小さなICチップと無線通信用のアンテナをセットにした小型装置のこと。「RFID来場者動線分析サービス」は、RFIDを利用し、来場者の動線や滞留時間などを自動収集して来場者の傾向分析に役立つレポートを提供する。
来場者は入場の際に名刺サイズのRFIDタグを受け取り、会場でタグを携帯することで、会場に設置されたRFID受信機が入退場時間・各ポイントの滞留時間の記録データを自動的に収集する。来場者にICカードを入退場のつどかざす負担をかけず、これまでむずかしかった来場者ごとの各製品に対する関心度を定量化することが可能となる。展示会に導入すれば、会場の入退場情報、滞留時間、ホール間の移動状況、出展者ブースごとの滞留時間など、さまざまなデータを得ることができそうだ。
同サービスは、プライベートショーやセミナーなどでの導入実績があり、将来的に展示会での導入も視野に入れている。