「MICE推進協議会」発足、関連団体に参加呼びかけ(12/1)

 観光庁はこのほど、「MICE推進協議会」を立ち上げることを発表した。協議会の発足はMICE全分野の関係者の意思疎通を図る場を目指すもので、官民を通じてMICE施策を本格的に進めるための意見交換がはじまる。
12月17日に発足する「MICE推進協議会」は、観光庁が7月に発表したMICE推進アクションプランを具体的に進めることを目的としたもの。MICE関係者が一堂に集まることで、多岐にわたる情報や課題を共有し、意識の醸成を図る。
これまで観光庁は国際会議の誘致・開催に取組み、UIA(国際団体連合)の2008年統計では世界第4位になったが、諸外国の傾向は国際会議を含むMICE全般の振興に拍車をかけており、日本の国際競争力の強化のための議論を進めてきた。その議論の集大成としてアクションプランがとりまとめられたが、今回の協議会では同プランのフォローアップや、来年からはじまる「Japan MICE Year」といった官民を挙げての大型行事の実施など、MICE施策の推進に関して話し合う。
協議会のメンバーは、関連団体の長の参加を基本としており、地方自治体やコンベンションビューロー、PCO、会議施設、旅行業者、宿泊業者など、MICE全分野から幅広い参加を見込んでいる。
MICE推進協議会の主なメンバーは下記の通り。※敬称略
石積忠夫・日本展示会協会会長、猪口邦子・(社)日本コンベンション&コングレスビューロー会長、大塚陸毅・(社)日本経済団体連合会観光委員長、金井耿・(社)日本旅行業協会会長、佐藤義正・(社)国際観光旅館連盟会長、須田寛・日本商工会議所観光専門委員会委員長、近浪弘武・日本PCO協会代表幹事、中村雅哉・(社)日本イベント産業振興協会会長、中村裕・(社)日本ホテル協会会長、白田眞一・日本コンベンション事業協会会長、舩山龍二・(社)日本ツーリズム産業団体連合会会長、間宮忠敏・(独)国際観光振興機構理事長ほか外務省、経済産業省、観光庁。