日デ連、熊本で「ディスプレイ地域フォーラム2010」開催(3/25)

 (社)日本ディスプレイ業団体連合会(日デ連/浜田晋会長)は3月12日、熊本市のくまもと県民交流会館パレアで「ディスプレイ地域フォーラム2010熊本を元気にする『街』の資産発掘」を開催した。

 日デ連が一昨年から取り組んでいる地域活性化事業の一環で、フォーラムの開催は今回で3回目。地元の熊本ディスプレイ協会(渕田俊郎理事長)が中心となって企画した。当日はディスプレイ業関係者のほか、地元有力企業の経営者や行政関係者など約300人が参加。最初に北山孝雄氏(北山創造研究所代表)による「世の中は180°代わった」と題した基調講演があり、続いて「地域を元気にする方法」と題したパネルディスカッションが行われた。これには安藤竜二氏(サムライ日本プロジェクト総合プロデューサー)がはじめにプレゼンしたあと、再び登壇した北山氏がコーディネータとなり、県地域振興部長、地元企業の社長、浜田会長をパネラーに迎え、地域活性化につながる観光振興や新しい街づくりのアイデアなどについて議論した。

 渕田理事長は「熊本の観光振興がテーマであったが、どこの地域にも応用できる充実した内容だった。国を挙げてMICEビジネスを発展させようとしているなか、ディスプレイに何ができるかという可能性も見えてきたのではないか」と、感想を述べた。