国際会議の運営を手掛ける日本コンベンションサービス(JCS)は9月7日、救急救命教育活動において丸の内消防署から表彰を受けた。
JCSは2019年に救命講習への取組みが評価され、東京消防庁より「救命講習受講優良証交付事業所」に認定され、「救命講習受講優良証」を受領。2020年はコロナ禍でリアル救急救命講習活動が実施できなかったが、今年は東京消防庁が啓蒙するeラーニングを社員全員が受講し認定証を取得するなど、救命講習に対する積極的な姿勢が評価され表彰に至った。
丸の内消防署の齋藤悦弘署長はJCSの近浪弘武社長に対し、コロナ禍で密を避けねばならず講習が少ない中、企業として受講率が高かったことを称賛。近浪社長は「コンベンションの仕事は医学会や政府の会合など公益に資するものであり、いつハプニングが起きるか分からない以上、それをサポートするのが使命だ」と述べ、継続こそが重要であるとの考えから今後も社員一丸で救命講習を受講していく意向を示した。
JCSの土本みどり総務部長は今回の表彰について、「社員全員が受講し表彰されたが、これはJCSの企業理念のひとつである“誠実”の表れと言える」と話す。救急救命活動はコロナ禍で開催できなくなったMICEを復活させる手段であることから、今後も取組みを強化していく方針だ。