台湾の2大工作機械見本市が合同開催へ

TMTS2020はバーチャルで開催された

「台北国際工作機械見本市(TIMTOS)」と「台湾国際工作機械展(TMTS)」が2022年、合同で開催する。9月15日、台湾貿易センター(TAITRA)が発表した。世界の工作機械業界が今年、回復傾向にあり需要が高まっていることが背景。

両展は台湾の主要工作機械見本市で、いずれも隔年で開催している。偶数年に台北で行うTIMTOSはTAITRAと台湾機械工業協会が共催し、奇数年に台中で行うTMTSは台湾機械工業同業公会が主催する。

発表によると今年1月から8月までの台湾の工作機械の累計輸出額は17億5500万米ドルで、昨年の同時期に比べて22・2%増加している。主催3団体は台湾の工作機械業界が成長する国際的なビジネスチャンスと捉え、合同開催に合意した。

会期は2022年2月21日から26日まで、台北で開催する。出展品目は金属切削工作機械、総合加工機、金属成形工作機械など。特に蔡英文政権が掲げる「5+2產業イノベーション計画書」の強化分野対象のひとつ“スマートマシン”の展示に注力する方針。