「展示会ガイド」を発行(5/27)

展示会業界団体・障害者関係団体が協力し作成した「より多くの人が参加しやすい展示会ガイド」が5月に発行された。

4判・29頁の同ガイドは、高齢者や障害のある人が展示会に参加する際に、主催者・出展者がどのような点に配慮すべきかを文書化したもので、たとえば“展示施設における視覚表示”や“通路幅・動線”など、20の項目に分類し、障害ごとの配慮事項をまとめている。

ガイド作成は、(財)共用品推進機構が事務局となり、展示会関係の業界団体((社)日本ディスプレイ業団体連合会、(社)日本イベント産業振興協会、日本展示会協会、(一社)日本イベントプロデュース協会、NPO法人ユニバーサルイベント協会)が準備会議として200911月から始動、その話し合いをたたき台とし、20104月からは作成実行委員会として障害者関係の団体(横浜市リハビリテーション事業団総合リハビリステーション、(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、(社福)日本点字図書館、(社)全国脊髄損傷者連合会、(社福)全日本手をつなぐ育成会、(財)全日本ろうあ連盟、(社)日本リウマチ友の会)が加わり実際のガイド策定作業を進めてきた。ガイドは主としてイベントを発注・主催・出展する「主催者・出展者」を主な利用者として想定。また、スタッフが知っておくべき配慮点なども記載されており、研修などにも利用してもらいたいとしている。

5月には展示会関係の業界団体に配布を終え、今後は各業界団体のHP上でPDFを無料ダウンロードできるようにする予定だ。

ガイド全般に関する問合せは、(財)共用品推進機構(TEL03-5280-0020)まで。