MICEの未来予想図語る(6/2)

トラベルビジョン(株)は62日、六本木アカデミーヒルズ40で「MICEセミナー&ワークショップ2011」を開催した。

セミナーでは、MPI Japanの浅井新介氏が「未来のMICEをデザインする~勝者になるために知っておくべき変化~」、フォーエバーリビングプロダクツ ジャパンの中禮和人氏が「インセンティブ・プランナーのニーズとは?~旅行会社の使命が見えてきた!~」、マカオ観光局の齋藤純氏が「マカオMICEマーケット」、韓国観光公社の池田氏が「韓国、こころきらめく集いの場」、マレーシア政府観光局の佐伯道子氏が「マレーシアMICEディスティネーションとしての魅力」、カナダ観光局のモリーン・ライリー氏が「成功するカナダMICEプログラム」をテーマにそれぞれ講演を行なった。

浅井氏は米国の2009MICE開催データを紹介。全179万件のうち、企業ミーティングが126万件、26万件が国際会議や学会、66000件がインセンティブ・トラベル、展示会が約1万件というデータを紹介。国際会議やインセンティブをターゲットとしている旅行会社の営業方針に企業会議への参入を示唆した。

また、インターネットやソーシャルネットワーキングの浸透により、スピード化と多様性への対応が21世紀におけるMICEの課題と考え、何を売っているかではなく、顧客のどのような問題を解決してくれるかという、顧客視線での営業、MICE開催前後で顧客企業にどのような変化が起こせるのかが勝者への道のりだと解説した。

セミナー会場に隣接したワークショップでは、11か国の観光関連機関が出展。セミナーに参加した旅行関係者と活発な商談を行なっていた。