アフリカでインフラ整備の新規展示会(6/27)

ドイツのハノーバーを本拠地に、世界各地で国際専門見本市を開催しているドイツメッセ(株)が、2012年にアフリカへ進出することを発表した。その最初の国際見本市となるのは「Africa Infrastructure(アフリカ国際産業技術見本市)」だ。

会期は2012年5月8日から11日まで、会場は南アフリカ・ヨハネスブルクのExpoCentreで開催する。主催は、南アフリカ・ショー・サービス(SASS)、ハノーバー・フェア・インターナショナル(ドイツメッセ子会社)、在南アフリカドイツ商工会議所の3者。見本市と国際会議を併催し、エネルギー、給水・下水管理、建設、輸送とロジスティックス、テレコミュニケーションなどインフラ整備を基調テーマにした内容で展開する。

今回のアフリカ進出について、ドイツメッセ(株)の取締役副社長であり、国外見本市を担当するアンドレアス・グルホフ氏は次のように語っている。
「南アフリカは、サハラ以南に広がるアフリカ経済の中心であり、巨大なアフリカ大陸の地域全域から購入意志決定権者であるビジネスプロフェッショナルを引きつける最も理想的な場所である」

南アフリカは広範な消費財と資本財を生産し、アフリカ大陸全体のGDPのおよそ5分の1を占めている。GDPの継続的な上昇は、主に強い国内需要によって支えられているものだ。成長分野としては、輸送、エネルギー、建設とICT。南アフリカでは、国家の近代化に向けてモバイル・ネットワークや道路・鉄道輸送機関の開発と地上通信線コミュニケーションなどに集中的に投資している。再生可能エネルギー、給水、処理と下水管理、配電・排水などの分野で多くの主要プロジェクトが発生しており、これらは社会インフラ基盤を開発することを目的にしているもの。また、南アフリカ製品の主要な輸出国は、ドイツ、中華人民共和国、米国、サウジアラビア、日本である。

国際見本市運営のプロフェッショナルであるドイツメッセ(株)のアフリカ進出は、成長過程にあるアフリカ大陸南部市場への参入を検討する企業にとって、新規ビジネスコンタクトの糸口をみつけるマーケティングプラットフォームとなりそうだ。

ドイツメッセジャパン(株)は、出展者の募集を開始している。詳細については、TEL03-5215-7121まで。(6/27)