日本PCO協会25周年の年次総会、復興へ結束(7/1)

日本PCO協会(JAPCO)は7月1日、大同生命霞が関ビルの日本コンベンションサービス(株)内会議室にて年次総会を開催した。

開会に先立ち近浪弘武代表幹事は「震災によりMICE産業は案件の中止や海外からの訪日回避などの問題をかかえています。去る5月13日には震災からの復興にむけて国に対して会員のみなさまの声をまとめた要望書を提出しました。いま大事なのは結束し「One JAPCO」となり、新しいエネルギーを生み出してこの国難を払拭しましょう」と挨拶した。

総会では昨年度の事業報告と収支決算の承認に続き、2011年度の事業計画案について議論が行なわれた。事業計画の概要は下記の通り。

1.協力事業 1)観光庁、JNTOの事業を周知するとともに参加を積極化、2)業界団体とのセミナーや行事等の共同企画や相互参加を活発化させる、3)IME2011へ後援名義付与ならびに出展、オープンセミナーを開催予定

2.活動計画 1)政府・関係機関への働きかけ、2)教育・研修活動、3)広報・宣伝活動、4)組織増強に関する活動、5)情報提供、6)他団体事業への参加

総会終了後にはセミナーが開催され、仙台観光コンベンション協会の服部三雄支援部長が震災から復興を遂げている仙台のコンベンション受入れ体制について説明したほか、観光庁、日本政府観光局の取組みについても紹介された。(7/1)