サンシャイン水族館8/4グランドオープン(8/1)

()サンシャインシティは、84日に「サンシャイン水族館」をグランドオープンする。201091日から開業以来初の全館リニューアル工事のために休館していたが、コンセプト、展示内容を刷新し、施設名やロゴマークも一新して、約1年ぶりに来場者を迎える。

新しくリニューアルされた水族館は、“天空のオアシス”をコンセプトに、エントランスから南国のリゾート地をイメージさせる造りで統一し、水や緑に囲まれた新しい非日常空間として生まれ変わった。

5つの大きな見所

その1_日本初の展示「サンシャインアクアリング」「アシカたちの砂浜」

日本で初めての展示方法となる「サンシャインアクアリング」と「アシカたちの砂浜」は、屋外エリアに設置。

「サンシャインアクアリング」は、地上約2m30cmの高さに設置した直径8mのドーナツ型水槽で、頭上にある水槽を真下から見上げると、アシカやペンギンがまるで飛んでいるかのように泳ぐようすを楽しむことができる。

「アシカたちの砂浜」は、サンシャインアクアリングに隣接したアシカ専用ビーチで、のんびりと日向ぼっこをするアシカをみることができる。「砂の粒が顔についたときの愛らしい表情に注目してもらいたい」という気持ちから生まれた展示だ。

その2_日本初の展示「クラゲトンネル」

クラゲを展示するトンネル水槽は日本初のもの。光を受け浮遊するクラゲが美しく幻想的な空間をつくりあげる。遊泳力が乏しいクラゲは常に水流で浮遊させる必要があったため、これまで円形などの一部の特殊な水槽以外では飼育・展示することがむずかしいとされていたが、水流と水槽内の構造を工夫することで、水流を妨げやすいトンネル水槽でのクラゲ飼育を可能にしている。

その3_ビル内に水量約240トンのフラッグシップ水槽「サンシャインラグーン」が登場

旧水族館では水量約120トンの水槽が最大だったが、新水族館には約2倍の水量を誇るフラッグシップ水槽「サンシャインラグーン」が誕生。海洋生物がもっとも多彩に生活する温暖で比較的浅い海中「ラグーン」を再現した水槽だ。小型の魚デバスズメダイなどが大型の魚から身を守るためサンゴの間に一斉に隠れるようすなど、自然のままの姿を鑑賞することができる。1日数回、水槽内にダイバーが登場し、生き物たちと一緒にパフォーマンスを実施する。

その4_至近距離で楽しむことができる、新感覚のアシカパフォーマンス

新水族館では、アシカのパフォーマンスステージを360度、どの方向からも鑑賞できるようにし、ステージと客席との間を隔てる柵を撤廃した。1メートルもない郷里に特別席も設けられ、アシカたちの表情や息づかいを感じられるような至近距離でパフォーマンスを楽しむことができるようになった。

その5_ハッケンがいっぱいの環境展示と生態展示

水族館各所には、生き物たちが自然の中で見せる姿を鑑賞できる展示が工夫されている。ラッコが水中でえさを探すようすや、ペリカンが大きなのど袋を広げて水中で餌をとるようすなど、環境展示、生態展示によって多くの発見ができる内容になっている。

施設の名称もサンシャイン国際水族館からサンシャイン水族館に変更、ロゴマークも一新。新しいロゴマークには水の惑星地球がさまざまな生き物たちで形づくられていることを表現した球状のシンボルマークがデザインされており、「水と生命の惑星『地球』のすばらしさを伝えていきたい」という思いが込められている。

また、新水族館でも旧水族館同様に、MICE利用も受け付けている。企業のパーティや懇親会など、天空のオアシスを借りてひと味違った開催を演出することができる。