フードエキスポ2012で日本パートナー国に(8/19)

香港貿易発展局と日本の農林水産省は「フードエキスポ2011」初日の8月11日、来年の「フードエキスポ2012」で日本がパートナー国となるための協力について「覚書」を締結した。

覚書には、日本の農林水産物および日本食品の貿易強化を目的とし、香港での日本食品プロモーションイベントや、日本における業界関係者を対象とする香港輸出セミナーなどを協力して開催。最終的には来年度のフードエキスポ2012で日本がパートナー国となり、出展者数と総展示面積が本年度より増加することを目標とする内容が盛り込まれている。

香港貿易発展局のフレッド・ラム総裁は「日本は香港にとって3番目の貿易国であり、香港は日本の農林水産物の最大輸出国です。日本食品は香港およびアジア諸国をはじめ、世界からたいへん高い評価を受けているので、日本がパートナー国になることはたいへん喜ばしく思います。当局主催のフードエキスポは、価値ある日本食品を世界から参加するバイヤーに紹介する目的としては、最高のプラットフォームだと思います」と述べている。

8月11日から15日まで(業界向け日本パビリオンは13日まで)香港コンベンション&エキシビションセンターで開催されたフードエキスポ2011は、対前年度80%増の168の出展者が日本から参加。また、筒井農林水産副大臣もエキスポに参加し、日本からの出展者を激励し、世界から集まったバイヤーに向けて日本食品をトップセールス光景も見られた。

なお、香港貿易発展局は香港に拠点をもつ企業および香港企業と取引をする外国企業の国際的相互マーケティングを目的に、1966年に準政府機関として設立された。中国本土11事務所を含み世界主要都市にある40以上の事務所を通じ活動を推進。各種展示会やセミナーの主催・開催なども行なっている。