ジクウ、3Dバーチャル展示会のワンストップサービスをリリース

マーケティングソリューション事業をてがけるシャノンが2020年12月に設立した子会社であるジクウは11月1日、3DCGタイプのバーチャル展示会サービス「ZIKU」をリリースする。

「ZIKU」は3Dのバーチャル空間の中を従来の展示会のように来場者が自由に歩き回り、新しい企業を発見したり、企業の説明員と音声で会話することができるサービス。DXの急速な進展に伴うオンラインイベントの増加を背景に開発された。来場者が気軽にブースを訪問し、企業と質疑応答や商談ができるオンラインイベントを、簡単にワンストップで実現することができるのが特徴。

展示会をはじめ企業のプライベートショー、就活イベント、製品展示付きのウェビナー、IR関連イベントなどでの利用を想定。リアルイベントとオンラインイベントを同時に行うハイブリットイベントでの利用も可能。価格は利用するブース数と来場者数の枠により、ブース1小間が15万円、来場者1000人の枠ごとに20万円となっている。

ZIKUによるバーチャル展示会のイメージ

同社ではバーチャルイベントを「リアルイベントに置き換わるものではなく、リアルイベントとバーチャルイベントは常にあわせて開催される時代が来る」と定義。今後数年での日本のバーチャルイベント市場のトップシェアを目標に掲げるとともに、海外に向けての事業展開を目指す。

なお、同社の親会社のシャノンはリアルイベントを支援する様々なソリューションを提供しており、その実績やノウハウを活かせることも強みだ(累計導入企業数は1000社以上、小規模のセミナーから大規模な展示会、カンファレンスまで累計10000件以上のイベントで利用されている)。