MICEとは?観光庁セミナーで米国のMICE教育紹介(9/21)

観光庁主催の「観光経営マネジメント学術セミナー」が9月18日から21日まで、TKP東京駅八重洲カンファレンスセンターで開催された。観光関連分野における高い経営マネジメント力を有した人材育成を目的として、高等教育機関・研究所・シンクタンクなど経営や観光分野に関する研究・人材育成に携わる関係者を対象に、2日間の日程で5人の講師が計10小間の講義を行なった。

講義内容は、セントラルフロリダ大の原忠之教授が観光経営戦略、同Abraham Pizam教授が観光学、同Deborah Breiter教授がMICE、ヒューストン大のStowe Shoemaker教授がマーケティングについて慶應義塾大学SFC研究所の高橋俊介上席所員を担当し、ツーリズム・ホスピタリティ・マネジメント分野のマネジメントについて、米国でのカリキュラムや産学官の共同取組みの先進事例などを紹介した。

東京会場のA日程9月18日・19日、B日程9月20日・21日のほか、名古屋会場(ウィンク愛知=9月18日・19日)、京都会場(京都ホテルオークラ=9月20日・21日)でも同内容のセミナーが開催された。各日程とも定員の50人を超える申込みがあり、観光マネジメントやMICEに関する、大学・企業の関心の高さをあらわしていた。

1  高等教育機関での観光・MICE教育の重要性を説く観光庁観光産業課深見真悟課長補佐

2 観光経営戦略の講義を行ない米国観光産業のマネジメントや産学連携について紹介した原忠之教授

3 マーケティングの講義を担当し、最新理論や観光産業における実践方法について解説したヒューストン大のStowe Shoemaker教授