浅井氏と金井氏が世界MICE産業の動向を解説(12/6)

MPIジャパン・チャプター(MPIJ)は12月6日、六本木アカデミーヒルズ49で「国際会議2011年度第2回セミナーを開催。「MICE業界のグローバルの動向を知り未来を読む」をテーマにMPIJ名誉会長の浅井新介氏とJTB法人東京マーケティング部の金井大三氏が講演を行った。
第1部は浅井氏がMICE成功の鍵を握るBVOM(Business Value of Meeting / ミーティングの事業価値)について講演。MICE産業の世界的傾向として、「リーマンショック以降の厳しい経済状況やIT技術の進化によるバーチャル会議の導入が進んでいる。そのような状況からミーティングプランナーは、費用を負担する経営者やクライアントから、多くのコストをかけてミーティングを開催する意義について説明責任が重要視されている」と語り、MICEの効果測定、ROIやROO算出の重要性を語った。
第2部では金井氏が、7月23日から26日に米国・フロリダ州で開催されたMPIの総会「WEC (World Education Congress) 2011」での注目トピックについて報告した。催事の規模は縮小傾向にあるが、1件ごとの予算・求められるクオリティは高くなっているなど世界的なミーティング産業の傾向や、今後のMICEに求められるキーワード「4S=Small[:comma:] Smart、SMM、Sustainable」について説明。ゴールの共有、達成に向けた戦略、KPIの設定など、主催者側とサプライヤーが力を合わせてROI向上することを提言した。(12/6)

 

展示会とMICEトップページ