凸版印刷は東京マラソン財団(TMF)とオフィシャルパートナー契約を締結した。期間は2024年6月30日までで、TMFのランニングイベント、ランニングライフ、ウェルネス、社会貢献事業を対象とする。契約により、「東京マラソンバーチャルEXPO 2021」の開催が決定した。
東京マラソンEXPOは東京マラソンオフィシャルパートナーの出展ブースを中心に、最新のスポーツギア、スポーツアパレルの販売等、多くのデモンストレーションが体験できるランニングのトレードショー。今年度は新型コロナウイルスの拡大により2022年3月3日から5日にかけて「東京マラソンEXPO 2021」を開催し、2月18日から3月7日にかけては仮想都市空間サービス「REV WORLDS」 を活用した「東京マラソンバーチャルEXPO 2021」を同時開催する。
参加者はバーチャルEXPO会場内でアバターを使って出展ブースを見て回るだけでなく、立体マップから走行ルートに入り実際のコースイメージを体感したり、本大会では立ち入ることができないスタートゲートエリアで記念撮影をしたり、会場内のクイズに回答してノベルティを取得することが可能。一般出展社ブースは社名版、中央の動画モニター、サイドの画像モニター、中央デスク3DCG商品展示、自動応答のアバターで構成される。CG商品に近づくと詳細情報がポップアップし、企業ロゴ入りデジタルウェア着用したアバターに近づくと定型文で自動応答を行う。
現在出展社を募集中で、事務局がテーマや方向性にあった商品・サービスかどうかを確認し、出展可否を判断する。出展料は1ブース(3m×5m)あたり15万円で、ブース制作費が15万円かかり合計30万円(税別)。3DCG商品の追加、商品スキャニング、エリア内サイネージへの動画配置など各種オプションも受け付ける。
TMFの伊藤静夫理事長はオフィシャルパートナー契約の締結ならびに東京マラソンバーチャルEXPOの開催について「凸版印刷の技術・サービスを活用し、初の試みとしてリアルとバーチャルを連動させた仮想空間で『東京マラソンバーチャルEXPO 2021』を開催できることを楽しみにしている」とコメント。凸版印刷の麿秀晴社長は「当社は空間・コミュニティのデジタルツイン事業化を推進している。今回の契約により、ランニングスポーツの普及を通じて、人々の健康増進と豊かな都市づくりに貢献することをサポートしていく」と話す。