熱気をもって沖縄の観光・MICEをPR(1/27)

1月27日、沖縄県と沖縄観光コンベンションビューローが主催する「沖縄観光&MICEコンテンツフェアin東京~オールおきなわ大商談会~」の取材に行きました。場所は東京のグランドプリンスホテル新高輪・パミール館です。
この催しは、沖縄県が本土復帰40周年を迎える節目の年となる2012年の沖縄観光・MICEを次のステージへと飛躍させる「NEXT STAGE! OKINAWA 沖縄観光キックオフプロジェクト2012」の一環として、官民一体となりオール沖縄で観光誘客・MICE誘致を図るために開催したということです。
記者にとっては昨年の9月、「沖縄MICEプロジェクト2011」に呼んでいただいて以来の、沖縄の催しの取材となりました。とても暑いなか(本当に暑かったんですよ。9月末だというのに32℃。強い日差しのもと、かりゆしビーチでの取材で顔が真っ赤になりました。東京に戻ってから皮膚科に行く事態となり、こんなことなら県の担当者さんの「日焼け止めを塗ったほうがいいですよ」という忠告に素直にしたがえばよかった)、勢いのある沖縄MICEの熱気に焼かれて帰ってきました。
「お世話になった県やビューローのみなさん、取材に快く応じてくれた沖縄のMICEサプライヤーのみなさんに会えるかな」と、楽しみにして出かけた今回の大商談会には、沖縄の観光団体、ホテルまたMICE関係企業など合計46社・団体が出展していました。ビューローさんによると「約250人の観光・MICE関係者の来場申込みが事前にあった」とのことです。
会場内は、観光ゾーンとMICE関連ゾーンと大きく2つにゾーニング分けされていました。
観光ブースでは、那覇市、沖縄市、宜野湾市などの沖縄本島、また宮古、石垣、久米島など離島地域の観光協会を中心に最新の沖縄地域情報を22社・団体が発信。外国人観光客の誘客やエンターテインメント創出を支援する「元気プロジェクト」の出展ブースでは、フェイスブックを駆使した交流型ツアーを企画運営する企業などもあり、新たな時代のツールをどん欲に取り入れ、進化へ向けて積極的に活動を進める沖縄観光の一端に触れることができました。
MICE関連ブースでは、沖縄ならではの自然環境とホスピタリティ溢れるMICEコンテンツを紹介。各ホテルは独自のMICEプランやパーティプラン、またMICE関連企業はチームビルディングプログラムや泡盛などを題材にしたMICE、工場見学と一体的に組みあげられたMICE、珊瑚など地元の自然や環境に配慮したMICEの提案、MICE開催支援サポートの紹介など、24社・団体が出展し、活発に来場者との情報交換を行なっていました。
出展ブースのほかにも、商談会場内に特設ステージを設け、ビューローの担当者が沖縄の状況について説明。また昨年「沖縄MICEコンテスト」で表彰されたDMC沖縄と神村酒造は、実施しているMICEの事例や新たなプランなどを来場者に語りかけていました。

その日の18時からは場所を移して、グランドプリンスホテル新高輪・飛天で「沖縄ナイトin東京」を開催しました。参加人数はなんと約2[:comma:]000人!ですよ。
第1部は、沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長、上原良幸・沖縄県副知事のあいさつで開幕しました。
第2部はタレントの藤井隆氏、友近さんが司会・進行を務め、出展ブースのPRや沖縄の特産品大抽選会などを行ないました。また、特別ゲストとして、横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏、女優の仲間由紀恵さん、国仲涼子さん、比嘉愛未さん、漫才コンビのスリムクラブ、そして沖縄のヒーローキャラクター琉神マブヤーが登壇し、沖縄の魅力を語りました(マブヤーは語らなかったけど)。
記者にとっては、こんな大規模な懇親会に参加するのははじめてのこと。もちろん取材なので写真もとりましたが、あまりにも人数が多すぎて、とほほ…の写真が多くなりました。とくに特別ゲストがステージに上がると、参加者はわれ先にと前面に押しかけて、カメラ位置が確保できません。
まあそれよりも、美味しそうな沖縄料理の数々にたどり着けなかったことが、今回の取材でいちばん後悔していること。オリオンビールをグラス1杯だけとは、いかに取材とはいえ、仕事熱心にもほどがありますよね?
いずれにせよ、沖縄復帰40年。記者も小学生のときにテレビで復帰劇を見ていました。「ドルから円へと使うお金も変わりました。言葉もですね」と、ある地元のMICEサプライヤーは遠い目をして感慨深げに話してくれました。さまざまな出来事があったでしょうし、まだ、さまざまな出来事が続いていますね。
今回のオールおきなわ大商談会、沖縄ナイトは、県の産業の重要な柱である観光・MICEを力強く先に推し進めるのだという熱気と決意がにじみ出していて、思わず「すごいぞ沖縄、がんばれ沖縄!」と心の中で繰り返していました。
次もおいしい料理を揃えた催事の取材に呼んでくださいね、とお願いをして、現場のマイクをスタジオにお返しします。   (1/27 ・宇部芳彦)