グリーンミーティング掲げ、ドイツの外国人宿泊総数過去最高に(3/19)

ドイツ連邦経済技術省・観光弁務官によると、ドイツは2011年に、前年マークした自己最高記録を更新し、外国人旅行客による宿泊総数6380万泊を記録した。一方、ドイツ国内旅客による宿泊総数は3億3030万泊にのぼり、国内旅行がドイツ国民にとって、筆頭旅行先となった。

ドイツ連邦統計局によると、2011年のドイツにおける外国人旅客による総宿泊数は対前年比6%増となった。

ドイツ連邦経済技術省の調査によれば、外国人旅客は毎年約計366億ユーロをドイツ国内で消費する。その内訳は、航空券が28・8%、ホテルなどの宿泊が26%、レストランなどでの食事15・4%、ショッピングその他の消費11・5%となっている。

2011年の年間統計の発表にあわせ、ドイツ観光局は、「ヨーロッパ人旅客による宿泊総数が6%増をマークしたドイツは、10%増を記録したスペインに続き、ヨーロッパ人にとって2番目に重要な旅行先となった」とコメント。

さらに、今年2012年はイヤーテーマにビジネストラベルを掲げ、旅客のさらなる上積みを狙う。多数の国際見本市がドイツで行なわれているほか、会議の開催国としても注目を集めているドイツ。

ドイツ観光局は今年「グリーン(環境に優しい)・ミーティング」をテーマとして取り上げ、持続的な成長と、この分野における水準をPRしていく。マーケットの持続的な成長と明確な目標を掲げたマーケティング活動を通じて、2020年までに外国人旅客による宿泊総数8000万泊超えを狙っている。(3/19)