2年に1度の海事産業の展示会、4月18日に開幕(4/16)

4月18日から20日までの3日間、東京ビッグサイト東5・6ホールで「SEA JAPAN 2012」(シージャパン)が開催される。主催はUBMジャパン?梶B

1994年にパシフィコ横浜で初開催して以来、2年に1度開催してきたシージャパンは今回で10回目を迎える。
10回目にふさわしく、今回は展示面積、出展者数とも過去最大規模での開催となる。

ドイツ、ノルウェー、デンマーク、オランダ、フィンランド、韓国、中国が海外パビリオンを形成する一方、日本舶用工業会が主催するジャパンパビリオンも過去最大のパビリオンを形成。
4月10日現在で、27か国・地域から参加する185の海外企業を含む466社の出展が決定しており、来場者数は1万8000人を見込んでいる。

10th Anniversaly特別イベントとして、4月19日には会場内特設ステージで、TBS系ドラマ「南極物語」でも有名になった「第一次南極観測隊」に参加した北村泰一氏を招き、日本中に感動を巻き起こした南極観測隊の当時のエピソードを語っていただく。
4月20日には同じく会場内東6ホールイベントステージで「復興支援」と題し、石巻市長の亀山紘氏が復興の現状と今後の展望についての講演を行なう。また、臨海部に木材加工や飼肥料などの製造業も数多く立地する「港湾都市」という2つの基幹産業を有する石巻市にスポットをあてることで、震災による風評被害の克服などを海事関係者に伝える。

10th Anniversalyセミナーのほかにも、18日・19日に開催される国際会議にも注力。基調講演に三菱商事の小林健代表取締役社長を迎え、資源・エネルギーの海外大型投資を含めた世界経済の現状とともに、資源・エネルギー輸送に切り離すことのできない海運業界への期待も語ってもらう。

そのほかにも、海運、造船、舶用機器の分野から日本を代表する講演者を招き、各業界の展望と戦略についての座談会なども開催する。(4/16)