上海でMICE商談展示会「IT &CM China」開幕(4/17)

4月17日、中国の上海世博展覧館(Shanghai World EXPO Exhibition & Convention Center =SWEECC)でMICE国際展示商談会「IT&CM China 2012」が開幕。19日までの会期で展示商談会、セミナー、講習会、ネットワーキングを行なわれ、世界中のMICE関係者が集結。主催はMICE情報誌TTG MICEを発行するTTG Asia Media、CITS International M.I.C.E社、MP International (Shanghai)の3社。

同展はアジアで開催されているIT&CMAの姉妹展として2007年に初開催して以来、飛躍的発展をとげる中国経済を背景に毎年規模を拡大して開催している。今回は「MICEとビジネスマインドの推進」のテーマのもと、40の国と地域から317社・団体の850人が出展、7100m2の規模で展開。380人の海外招請バイヤーと72社のメディアが集まり、商談・情報発信が行なわれた。出展者と来場者がメディアと個別にコンタクトをとれる「ピジョン・ホール」や「スマートフォンアプリ」の導入で、交流の活性化を図る。

開会に先駆けて行なわれた記者会見でTTG Asia MediaのDarren Ng氏は、「中国MICE推進は周辺諸国と比べてやや遅れていましたが、そのことが帰って他国の良いところを取り入れることができ、理想的な姿で発展を続けています。潜在的な市場はまだ大きく、これからも成長していくでしょう。一方他国では経済不況が続いており、MICEへかける予算も減っているところも多いと思いますが、それ以上に効果的なMICE実施を慎重に検討するようになっています。そのような状況のなかMICEバイヤーは『IT&CM China』のような世界中のMICEサプライヤーが集まる商談会に参加し、各地の詳細の情報を収集して目的地を選ぶことを重要視しているのです」と同展の成長の理由について自身の考えを明らかにした。(4/17)

※ICCA会長マーティンサーク氏の基調講演や同展の詳細については「Web版展示会とMICE」など当社媒体で随時お伝えします。