CES 2022が会期を短縮、7日に閉会

全米民生技術協会(CTA、Consumer Technology Association)は米ラスベガスで1月5日から8日にかけて開催予定だった世界最大のテクノロジー展示会「CES 2022」について、会期を1日短縮し7日に閉会すると発表した。

新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大を受けての決定。CTAのCEOであるゲーリー・シャピロ氏は「ショーを3日間に短縮し、すべての参加者と参加者の安全のために包括的な健康対策を実施した」と声明した。CES 2022では感染対策としてワクチン接種証明書の提示や、会場内や移動ルート上でのマスク着用を義務付けるとしている。

2021年12月には米アマゾンやグーグルなど大手企業が相次いで出展をキャンセル、オンライン出展のみに切り替えるなどの動きがあった。その後CTAは143の追加出展があったとして、依然として2200を超える企業・団体が出展予定となっている。日本からも日本貿易振興機構(JETRO) による日本パビリオンをはじめ旭化成グループなどが参加する。

米国では新型コロナウイルスオミクロン株の感染が拡大しており、今月3日には1日あたりの新規感染者が初めて100万人を超えた。