2000年から2019年まで毎年夏に茨城・ひたちなか市で開催されてきた国内最大規模の野外音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」は2022年より、会場を千葉市蘇我スポーツ公園に変更する。
1月5日に企画制作会社ロッキング・オンの社長であり総合プロデューサーを務める渋谷陽一氏が発表した。背景には新型コロナウイルスによる度重なる公演の中止がある。渋谷氏は「昨年の夏、収容人数を例年の半分以下にし、できる限りの感染対策も講じたロック・イン・ジャパンを中止にせざるを得なかったことは大きなダメージだった。 ここまでやっても開催は受け入れてもらえないのだという大きな困難を感じた」として、経営状況も厳しいことからこれ以上の中止や赤字は避けなくてはならないと説明。
移転先を千葉市蘇我スポーツ公園とした理由については「5万から6万人収容可能な巨大なライブエリアにステージをふたつ立てることができ、昨年新たにオープンした2万から3万人収容可能なライブエリアにもふたつステージを立てることができる。ステージエリアの移動も広い導線を数百メートル歩くだけで、これなら密を回避して野外フェスを開催できると判断した」と述べた。
2022年のロック・イン・ジャパン・フェスティバルは8月第1週、第2週を予定している。