横浜市、山下ふ頭の再開発に向け市民や事業者から意見を募集

横浜市は山下ふ頭の再開発に向け、市民から意見を募るとともに民間事業者の提案を募集する。

山下ふ頭は横浜市が推進していた統合型リゾート(IR)の建設予定地だったが、2021年に新市長となった山中竹春氏がIR誘致を撤回したため、事業計画を見直すこととなった。2022年6月末までに市民や民間事業者からの意見を募集し、事業計画を策定する方針だ。

民間事業者は5月末までに登録を行い、6月末までに提案書を提出する。提案書には山下ふ頭再開発の開発コンセプト、土地利用イメージ、想定する導入施設、開発事業性を盛り込む。市がとりまとめ、令和4年度下期に地元代表者・有識者等委員会を設立。令和8年度頃に事業化し、令和12年(2030年)頃の供用開始を目指す。

山中市長はIR誘致撤回とともに、それに代わる「ハーバーリゾート構想」を掲げている。大規模国際会議の開催が可能なMICE施設の建設も含むが、民設民営を基本方針に掲げる。