大阪府と大阪市、関西の経済団体でつくる「2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会」は17日、2025年大阪・関西万博に出展する大阪パビリオンについて、出展基本計画を発表した。2023年4月の工事着工、2024年10月の竣工をめざす。
また、大阪パビリオンへ出展する企業の、第2回審査結果も発表された。
【出展者一覧】
株式会社あきんどスシロー
株式会社サイエンス
日本生命保険相互会社
株式会社ファーマフーズ
株式会社ミルボン
森永乳業株式会社
ロート製薬株式会社
(↓今回新たに発表された企業)
株式会社カプコン
小林製薬株式会社
公益社団法人全日本不動産協会
タカラベルモント株式会社
TIS株式会社
東京書籍株式会社
株式会社フラット・フィールド・オペレーションズ
六甲バター株式会社
株式会社わかさ生活
また推進委員会は、大阪パビリオンの建設にかかる物品等(建築資材、設備機器等)の協賛企業も募集している。
大阪パビリオンの建築に活用する建築資材等の例
1 物品等の貸与・提供
〇 建築資材
構造材(木材、鉄骨 等)
内装材(木材、石膏ボード、クロス、化粧合板、タイルカーペット、ビニル床シート、各種
塗料、手すり 等)
外装材(ガラス、ALCパネル、カーテンウォール、金属屋根、樋 等)
外構整備資材(樹木、舗装材 等)
建具(サッシ、シャッター 等)
サイン(案内サイン、触知図、室サイン 等)
仮設用資材(現場事務所、仮囲い 等)
〇 設備機器
トイレ(衛生機器、洗面カウンター、ベビーベッド、間仕切り 等)
エレベーター
受変電設備
空調機、ダクト
照明器具
音響機器
放送設備(音声誘導装置含む)
防災設備(非常照明、誘導灯、消火器、非常用発電機 等)
厨房設備
受水槽、ポンプ、配管
プロジェクションマッピング(セッティング、運用を含む)
〇 省エネルギー設備等
太陽光発電設備
エネルギーサービス
発電システム
熱利用システム
2 技術・サービスの提供
測量・計測
※詳細は大阪市HPを参照。
以下、大阪パビリオン(出展基本計画)より抜粋
大阪の新たな成長を発信するランドマーク
大阪はネットワークの重要な拠点として、内外から多くの人やものを受け入れ、多様な
個性が集まり影響し合って発展してきた。大阪のパワーを世界に発信するパビリオン
として、多様な屋根の集まりを「⽔」と「⽊」で構成し、新たなランドマークを創出する。
有機的につながる、ひとつながりの回遊性
平⾯計画は、楕円の平⾯が有機的に重なり合う構成とし、各展示エリアをゆるやかなス
ロープによって連続させ、ひとつながりの回遊性を⽣み出すなど、ユニバーサルデザインを
積極的に進める。楕円はたまご、らせん階段はDNAから着想した。
自然を感じる環境共生建築
屋根のトラス材などに積極的に⽊を活⽤した⽊とスチールのハイブリッド建築とするなど、
脱炭素社会の実現に向けた建築を提案。
屋根からは⾃然光がこぼれ落ち、頂部から⾵を抜くことで、建物内にいながらも⾵を感じ
ることができます。⽔が屋根を流れ、アトリウムは、⽔の中にいるような幻想的な空間とし、
光、⾵、⽔に包まれた環境共⽣建築を体験することができる。